そういうことであれば、実現に協力は惜しみません。是非当社に担当させて下さいとお願いし、早速事前調査にかかった。
城崎温泉組合より、温泉水を供給してもらうのは、無理であり、どこから温泉水を調達したらよいのか、保険所の許可の件、消防署の見解等々、とくに問題なのは,当リゾートマンションの管理
組合理事会の了解を得ることであった。
温泉水は、隣県京丹後市久美浜のS物産さんが源泉を所有しておられると聞き、供給をお願いに
伺ったところこころよく了解して頂き、2000ℓ積のタンクローりで配給してもらえる事になった。 消防関係は、昇温ボイラーは小型のものであるので、届けの必要は無いとのことであった。
それらを踏まえて理事会にむけて参考資料及び工事見積書を提出させて頂いた、そして4月20日の理事会決定を待つばかりになった。
20日の夕刻総支配人より連絡を頂き、決定とのことであった。
早速、保険所に提出する温泉利用許可申請の書類の作成にかかったのと同時に、温泉タンク、ボイラー、ポンプ等の発注を行ったが、丁度ゴールデンウイークにかかり休み明けでないとなにもすすまない状況であった。
温泉タンクは、発注後2週間かかるとの事で、6月1日より使用開始するとマンション側から云われておるので、工事日程から逆算して間に合うかどうか心配したが、22日朝に現場搬入と決まり
ほっと胸をなでおろした。
タンク設置後直ちに工事に取り掛かり、タンク周りはHT配管、その他はポリブデン配管で仕上げ
29日夜に完了した。
温泉水を40度前後に加温し、浴槽に人が入って溢れて浴水が減った分自動補給されると云う
システムであるが、30日に微調整を行い、既定通り作動するの確認した。
難しい問題をクリアーしながら完成までこぎつけたので、ひとしお喜びも大きい。
お客様に喜んで頂ければ何よりである。
# by hokutomente | 2012-05-31 22:51 | 機器管理・ボイラー修理